真鯛をもらってくれと,またまた畑の管理人からの電話だ.「今回ちょっと大きい」というコメントが付いていて覚悟してもらいに行った.知人が鯛漁の本場周防大島で釣り上げたのだという.まな板の幅が50cmだからその大きさがわかろうというものだ.大きな魚の良いところは少々の失敗が許されるところで,骨に身が残ってもさして問題にならない.マニュアルにはウロコを剥がすところを丁寧に行いようにあって,そこに特に時間をかけた.最後の皮剥ぎも予想以上にうまくできて,刺身もおいしかった.アラの部分を残して「真鯛のお吸い物」に挑戦してみた.驚いたのは使う材料がほとんど塩だけだったということだ.欲ばって少し水の量が多めだったが許容できる味だった.