久しぶりに東京にやってきた.一番の目的は『捕虜収容所・民間人抑留所事典-日本国内編』という書籍の出版記念パーティに出席するためだが,せっかくの上京,それだけではもったいないと前後に予定を入れて,いつものように窮屈なスケジュールになった.
書籍はほとんど1000ページあって,ずっしりと重い.「もうすぐ出版します」と聞いてすでに数年が経過していて,この間の関係者の苦労はいかばかりだったか,想像をはるかに超えるものだったにちがいない.気楽に読めるような本ではないが,図書館など多くの人の目に触れるところに置いて活用してほしい書籍である.