
天気予報によれば今日は終日雨のはずだった.昼過ぎに空を見上げると雲の間に青空が見える.思い立って共同の畑にニンジンを植えることにした.すでに1袋分の種は2日前に蒔いていて,今日残りの1袋分を植えれば終わる.
発芽を促進するために種子を1晩水に浸けておくというプロセスは自動的に省略になった.次にフルイで土をふるって大きな粒径の土を除いておくという作業も土が湿っていてうまくふるえず,半分ふるったところでやめた.ただ,種子の間隔を約1cmに揃えるという作業はピンセットを使って時間をかけて終了した.土を耕し,石灰を入れて肥料を撒き,畝を作ってくれたのは隣人で,これをもって「殿様農業」などと揶揄する人もいるが,要はいっしょに作っているのである.