毎年同じことを繰り返しているような気もするが,いろんなことが確実に変化している.写真は,米国立公文書館の地図やフィルムを扱う部屋で,右端にあるのが,73年前に撮影された航空写真のネガフィルムで,左上がスキャナーである.
これまでは,ネガの細かな情報を書き留めて,帰国後に専門の業者に依頼するという手順だった.9インチ×18インチのネガフィルムのスキャニングを依頼すると1枚につき1.5万円程度を覚悟する必要があった.これまでどれくらい支出しただろうか??
いろいろ制約はあるが,今回,大判のフィルムを処理できるスキャナーが使えるようになっていて驚いた.1200dpiでスキャニングすると20分程度で読み取ることができる.ただし,その間ほかの作業はできないので,貴重な時間を使って自分で操作することが,費用に見合うかどうか慎重に判断する必要がある.昔からこれがあったら….