本日のハイライトは,網ヶ窪という浜にある旧海軍の水中聴音機用ケーブルと埋設用構造物の写真撮影である.前回の調査で干潮のときに来ないと撮影できないことがわかったので,今日の干潮15:52に合わせて峠を越え岩場を通ってはるばるやってきた.予定外だったのは,波が引いたときに瞬間的に撮影した右の写真程度にしか潮が引いていないことだった.その上今日も風があって波が高い.写真の右端に垂れていている黒いケーブルの内部に多くの導線が束ねてある.登山靴や靴下を脱いでズボンをまくり上げて撮影に臨んだ.写真の構造物のテラス上に載って腹ばい状態になり,カメラのフラッシュ機能をONにした上で,波が引いたタイミングで,カメラを180度回転させ奥に差し込んで撮影する,もちろんファインダーを覗くことなどできない.これが究極の選択だった.
左の写真は苦労して撮影した写真のうちの1枚.下部が朽ちて外れたケーブルとかろうじて管に沿って伸びているケーブルの両方が見える.何しろ80年くらい前に敷設されたケーブルで現在でも比較的良い状態で残っているのには驚かされる.下の写真は別の角度から撮影した写真で,まもなく襲ってくる大波が左側に写っている.高級カメラ?は無事だった.
次回は,風の穏やかな大潮の干潮の時刻を狙って来ようと思った.
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