20年前にVHSという当時主流だったビデオテープ用に制作した『八幡製鉄所空襲』をDVDで視聴できるようにして,近日中にできあがる見込みとなった.
八幡製鉄所空襲というのは,戦略爆撃機B-29による日本本土初空襲で,1944年6月15日に中国の奥地,四川省成都の基地を出撃し,6月16日の未明,つまり77年前の今日,八幡を襲った空襲のことである.
気に入らない部分があれば,その部分だけ編集し直せるデジタル編集技術がアマチュアにはまだ遠い時代で,苦労して制作した作品だ.ビデオテープの値段も高価で,コピーもとれず,録画したテープに業者が上書きしてしまい,撮影に協力してくれた体験者に謝罪し再録画をした苦い経験がある.現在の技術からすれば未熟な点が多いが,とにかく念願がかなった.