劇的な逆転だった.
高専ロボコン2013"Shall We Jump?"の決勝戦,対戦相手は近畿の強豪奈良高専,競技を観戦してきた人たちは奈良高専の優勝を疑わなかったはずだ.とにかく早い.
しかし,審査委員長?のコメントにもあったが,最近のロボコンは「ロボットと人間のコラボレーション」を重視している.やはりそこに勝敗のカギがあった.
決勝戦はデスマッチのようなもので,3分間の競技時間内にたくさんジャンプしたチームが優勝する.これまでのジャンプでマシンの疲労も局限に達しているはずだ.ゴール位置にたどり着いて先にジャンプを始めたのは奈良高専で,奈良高専の勝利は動かないと思えた.
ところが,118回クリアしたところで奈良高専のロボットのジャンプが止まったのである.試合終了直前に徳山高専が追いつき結局124:118で17年ぶりの優勝となった.
高専ロボコン全国大会の模様は,12月21日(土)16:00-16:59,NHK総合テレビで放送される.