天気の良い1日だった.久しぶりにわが家の近くの杉ヶ峠砲台跡を訪ねてみた.戦争当時に建設が進んでほとんど完成までこぎつけたようだが,米軍のマリアナからの攻撃が激しくなって,北からの侵入に備える必要がなくなったのか,最終段階で建設が中止された.
この場所は,ちょうど周南市と下松市の境に位置しているが,昨年度末に下松市の予算でここと平谷に看板が設置された.ここに建設予定だった防空砲台と,万福寺山と鷹ノ泊山の見張所が連携したことなどにも触れてあって,やはり看板を設置する意味は大きいと感じた.
砲廓の周りはきれいに草が刈ってあった.「西平谷川の清流を守る会」の人たちが,毎年4月に清掃作業を行っているので,今年もおそらくその作業があったのだと思った.
大津島(周南市)の砲台山と呼ばれるところにも,ここに設置予定の12.7?砲の砲台があって砲廓が残っているが構造はかなり違っている.
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