今年の大玉トマトの栽培は決して満足のいく結果ではなかった.それでも冷え込んできたこの時期,まだ畑から食卓への供給が切れていない.左の写真はいったん上の棚まで伸びて下降を始めた茎についたトマトである.段数を数えると第8花房あたりだろうか,長さは優に3mを超えている.夏に収穫するトマトより色づく速度がずっと遅く,毎朝グリーンの輝きが楽しめる.
昨年,今年と,主幹を固定せずにS字に強制して収穫量を増やすことを心がけてきたが,けっこう面倒だった.まっすぐ伸ばしてやって上の棚に届いたところで自然に下ろしてやれば,手間が省ける.決して成功とは言えなかった今年のトマト栽培から得られた大きな教訓だった.