自費出版文化賞の表彰式に出席するため東京に出てきた.いったん上京が決まると,あれもこれもと用事を追加して身動きできなくなるのはいつものことである.昨日横浜に移動して,今日の午前中は開港資料館でちょっとした調査を入れた.驚いたことに,ホテルから資料館までは5分もかからず,開館時刻より40分も前に資料館の入口に着いてしまった.
それでも開館30分前にはゲートが開いて資料館の中庭で待つことができた.写真はイスに腰掛けて撮影した中庭の「玉楠の木」である.解説によれば,日米和親条約の頃からあった木で,関東大震災で領事館が倒壊して焼失したが,焼け残った根から蘇生して現在のような巨木に成長したのだという.開館までの待ち時間に横浜の歴史を感じることができた.