9時には伊崎山の山頂近くにいたわけだから,今日の登山は楽勝と考えていたところ,予想外に時間がかかった.やはり計測を一人でするというのはたいへんで,数十mの長さを測るときなど,測定区間をいくつかに分けて,一端を固定してもう一方の端まで行って,計測後は固定したスケールを外すために,また戻らなければならない.気が付くとすでに正午を過ぎていた.佐連山登山のために設定したタイムリミットぎりぎりのところまできていた.
元来た道を急いで下山した.20代の頃はともかく,低い山といえども,1日に2つの山に登るなどこれまで経験がなかった.この日のさらなる登山に駆り立てるのは,また別の日に登ることの手間暇である.意を決して登山を開始したがやはり足が重い.それでも休まずに足が前に出るから不思議だ.目的地までたどり着くと,やはり同じ日に2か所の戦時遺構を見るというのは新鮮で,いろんな発見があった.
写真は,下山して,手前の佐連の集落越しに見た伊崎山.歩数計を見ると,かなり歩いたと思ったが,それでも16000歩しかなかった.