新しく出した本のキャンペーン(と言っても市政記者室で発表するだけだが)のために長崎にやってきた.仕事はちょうど正午に終わり,長崎駅でレンタカーを借りた.行き先は長崎市内だが,もう西海市に限りなく近い神浦(こうのうら)という集落を訪ねるためである.
68年前に撮られた写真で,2年前からずっと気になっていた写真がある.写真の説明に,長崎と佐世保の間の集落だと書いてあるのをヒントに,コンピュータグラフィックスを使って,おそらくここから撮影したという場所を突き止めた.それがこの場所である.
眼下の海は角力灘(すもうなだ)で,左側の島が母子(はこ)島,右が炭鉱で有名な池島,その間にある奥の島が大蟇(おおひき)島である.山道を走って3つの島が見える4箇所から撮影,写真の場所が一番昔の写真に近かった.
池島と大蟇島を比較すると,昔の写真は今回の撮影ポイントより少し高い位置から撮影されたことがわかる.
どれだけ意味のあることかわからないが,自分自身を満足させることはできた.
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