昨夜のうちにおむすびを握り,朝5時に起きてコーヒーをつくってサーモスに入れ,車を運転して吉見に着いた.前回の教訓から連絡船が欠航した場合の選択肢をたくさん用意したが,当然というか,こんなときには何も起こらないものだ.
今日の主目的は蓋井島の白瀬というところの遺構の調査である.GPSで位置を測ったり長さを測っていると時間が経つのが早い.いつもなら,昼食は適当な場所でかきこむのだが,今日は食べたい場所があった.写真の場所まで戻ってゆっくり食べることにした.遠くに北九州や航行中の船舶が見えて景色が良い.そして何より足下から海岸まで切れ落ちているような地形が印象的だった.
最初の計画では海岸線まで下りる予定だったが,こんなところで遭難したら救助も(生還を前提にしているが)たいへんだろうと考えやめた.